相続手続きに関する贈与税について誰かに相談したい場合、すべての税理士が詳しいというわけではありません。税理士にも得意分野と不得意分野があり、贈与税に関しては苦手としている税理士も多数いらっしゃいます。
さらに、相続手続きに関する内容について、これに強い専門家は一握りであるため、専門家検索のホームページにて専門家を探しだし、確実に詳しい専門家が見つかってから相談するほうが良いでしょう。
また、弁護士や司法書士の方でしたら、相続に強い税理士と提携しているケースが多くありますので、そのつながりで紹介してもらえることもあります。
遺産相続手続き の全体の流れ
遺言書がある場合は、公正証書遺言であれば、家庭裁判所の検認を受ける必要がありませんが、自筆証書遺言であれば、開封せずに家庭裁判所に持って行き検認を受ける必要があります。遺産相続手続きには、相続放棄の申し立てが3か月以内、遺留分減殺請求できるのは相続を知ってから1年以内になっています。
被相続人が亡くなったら通夜、葬儀、火葬、埋葬などとあわただしく過ぎていきますが、相続には手続きに期限のあるものがありますので注意が必要です。プラスのものだけでなくマイナスのものも含めて、財産がどれだけあるのか把握する必要があります。
遺産相続手続きは間違えてもわからない
意外と多くの人が間違えているものの、それに気づかない傾向も強くなっています。間違えている場合には、何とかして変えなければならないと判断していく必要があるものの、遺産相続手続きでは気づかない傾向があり、ミスとなってしまいます。かなりのミスが生じている場合には、トラブルも起こりやすいので気をつけてください。
引き継ぎに必要な物をしっかりと準備するだけでなく、遺言書に書かれている内容が正しいものかもう1度確認しておくようにしてください。意外と確認しないまま手続きを行ってみると、間違えていたなんてことも結構あります。
遺産相続手続きは失敗の連続
思っていたことと違うような手続きがどんどん続けられるようになっていくので、どうしても失敗は増えてしまいがちです。そして多くの失敗を経験しているからこそ、次の間違えを減らせるようになっています。間違えている人が多くなっている場合でも、担当している人がある程度支えてくれますので、ミスが続いても何とか対応できる場合も多いです。
遺産相続手続きの場合でも、遺言書の内容が違っているとか、持っているものと違うものが手続きされているなどの問題が生じているので、そうしたことが起こらないように注意しましょう。そして正しい手続きを行いましょう。
生前に行っておきたい遺産相続手続き
最近終活という言葉が浸透しています。終活というのは自分が健康であるとき、またまだ動けるときに、死ぬまでのライフプランや死んでしまう時のことを考えて準備したりすることをいいます。特に親族が遺産相続について争ったりしないように準備しておくことも重要になってきます。
生前から遺産相続ができる遺産相続手続きであったり、生前に行えなくとも遺言書に示しておくことで、何かあったときに親族がスムーズにことを運ぶことができます。自分の意志が遺志となったときに、口答で伝えるよりはるかに効力があり確実に伝えることができるので、健康な内に終活準備を行うことが大切です。