相続が発生した場合、不動産や預貯金、株券などの被相続人名義の財産は遺産として相続人により分配されます。いわゆる遺産相続手続きを行うことになるのですが、相続人同士で話し合い、名義変更手続きまで完了させなければ相続手続き自体が完了したとは言えません。
名義変更については、預貯金の場合には各金融機関。不動産の場合には管轄の法務局。株券の場合には株券を管理している証券会社あるいは信託銀行。自動車の場合には管轄の陸運局(あるいは軽自動車検査協会)で行います。いずれの手続きにしても、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本(除籍、原戸籍)と相続人全員の戸籍謄本並びに実印、そして印鑑証明書が必要です。
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遺産相続手続きで一番優先されるのが遺言書
遺産相続手続きで一番優先されるものが何かご存じでしょうか?それは「遺言書」なのです。基本的に遺言書が残されている場合にはこちらに全て従うことになり、こちらに残された意見に対して遺族が反対意見を述べるのはできません。ルールにのっとって作成されたものは正式な書面として認定されるため何よりも優先されるようになっています。
そのため、残された親族間で争いが起きてしまいそうだなと少しでも自分が思っているのであれば事前に自分で遺言を残しておいた方が安心かもしれませんね。縁起でもないという人もいますがそういった準備も大切だと思います。
遺産相続手続きをスムーズに行う秘訣
相続人同士で行うこととなる遺産相続手続きに関しては、さまざまな思惑が絡んでくるようなことが予想されます。相続人それぞれに希望がありますので、その希望をできる限り叶えるためにも、相続を熟知している弁護士に依頼し、対応してもらうことが良いでしょう。遺言書が作成されているようであれば、内容の検証も合わせて依頼することができます。
故人によって相続の内容は変わってきますので、弁護士に依頼をおこなうことで、それぞれの遺産内容に応じた対応を望むことができるでしょう。相続を得意にしている弁護士であれば、しっかりと対応をしてもらえることでしょう。
遺産相続手続きを行ってみる
故人が亡くなってしまい、相続人の大きな役割として遺産相続手続きをあげることができます。この遺産相続手続きに関しては、遺産の分与を話し合うこととなりますので、分けにくい遺産のような場合には、トラブルになってしまうようなことも予想されます。このトラブルに関しては残念ながら予測するような事はできません。
なかには遺言書の不備が見つかり、無効になって遺産相続の手続きをおこなうようなケースすらあります。さまざまな事態が予測されますが、弁護士をはじめとする法律家を雇うことで不測の事態に備えることもできるでしょう。
間違いなく遺産相続手続きを行う
間違いなく遺産相続手続きを行う事は、相続人同士の関係性を良くする為にも必要なことでしょう。遺産の内容によっては円満に進めていくことが困難を極めるようなケースがあります。そのような災厄な自体を予測し、弁護士などの法律家に依頼する事は必要なことでしょう。
また、遺言書があるような場合においても、遺留分や遺産分割の内容が法律から反しているような場合には、遺言書の内容が受理されませんので、そのことをしっかりと踏まえておくことが大切になるでしょう。弁護士に依頼することで、遺産相続手続きを円滑におこなえるといいですね。
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